世界のトイレ事情

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トイレにも様々なものがあります。世界中で使われているトイレは本当に多様で、その国や地方の人々の生活の知恵と文化や慣習、価値観と密接に関係しているものだなと関心することがあります。トイレ観察は面白いです。人は誰でも1日数回お世話になるのですから、綺麗であれば気分も良いですが、元々汚い場所としてしか認知されていないためか、汚いままの状態の所も多いです。

まずは東南アジア方面から行きますと、同じ東南アジアでも国によってだいぶ違いが見られます。それから大都市の大きなホテルにあるトイレと農村地帯の民家のトイレもかなり違います。これは想像できるかも知れませんね。典型的な例でお話しますと、インドネシアでは便器はあってもトイレットペーパーがない所が多いです。その代り便器の横に水槽があって、手桶が置いてあります。用が済んだらそれで水をすくって洗うのです。同じ水利用でも、カンボジアやラオスでは便器の横にノズルがついていて、その端の部分を押すと水が勢いよく出てきます。これをなんとかお尻にあてて使用します。タイ、ベトナムでは何故かこの方式を見たことがありません。フィリピンも水使用はありません。普通のトイレットペーパーです。考えてみたら、この水使用は紙をあまり使用しないのでエコかも知れません。日本が開発し、今やすっかり定着したウォシュレットの発想の原点はこの水使用の東南アジアのトイレにあったのではないかと思えてきます。

ご存知の方が多いことと思いますが、中国ではつい近年までトイレ事情は外国人にとっては驚くものでした。大の方も便器があるだけで、トナリとの区切りも何もなかったのですから。近年の目覚しい経済成長の中でこの点は随分改善されたのだと思います。内陸部を訪れたことはありませんが、沿海部ではごく普通の洋式トイレが普及していました。

南アジアから中近東、中央アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北南米では基本的には洋式トイレにトイレットペーパーですが、イスラム圏ではイスラム式トイレ(私が勝手にそう呼んでいるだけです)で、日本の和式トイレのようにまたがって用をたすだけのスタイルが多いです。日本の和式トイレであればフードのついている方向を向いてしゃがみますが、イスラム式トイレではこのフードがついていないため、どちらの方向を向けば良いのか迷います。日本でも洋式トイレにすっかり慣れてしまった私は、このイスラム式トイレは辛いです。

スペインには非常に特徴があり、スペイン語圏である南米諸国のトイレはちょっと面白いです。ホテルの部屋には何故か便器が二つあります。一見同じようですが、よく見ると片方は正真正銘の便器、もう一方は便座がなく、ほぼ中央に金属の突起のようなものがついています。バルブをひねるとその金属の部分から水が噴出してきました。私は洗濯用だと思い、自分の下着などを石鹸を使って洗い、その水ですすぎました。でも何か使い勝手が悪いのです。周りが水浸しになります。従業員に聞くと“ビデ”だと言う。私はその言葉を知らなかったので“?”のまま知人に話をしたら、馬鹿にされてしまいました。

最後に旧ソビエト圏ですが、少しずつ改善されているようですが、トイレの使い方が悪いです。便器そのものには特徴はありませんが、モラルの問題かも知れません。この先はあまり具体的なことを書くことはやめにして、ご想像にお任せします。社会主義が崩壊して10年くらいまでの間、社会体制、経済などすべてが激動、混乱の中にありましたので、トイレの使い方の乱れは民心の荒廃を顕しているようでした。

また、どこかの国で面白いトイレを発見したら、書いてみたいと思います。

あっ、付け足しのようですが、男子トイレの小の方の便器の高さが国によって随分違います。一般的に小柄な人が多いアジア方面では低く設置されていますが、股下の長い欧米系やアフリカの一部では微妙に高い位置に便器が設置されていて困ることがあります。私自身は平均的日本人と比べて股下は短くはないですが、どこだったか、確かウクライナとケニアだったか、あまりに高い位置にあったため、私もつま先立ちをして便器に向わなければならないトイレがありました。もう少し小柄な人だったらどうするのだろう、と非常に気になりました。

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