中国人のもてなし

お客をもてなすことは商売に携わる人にとっては大切なことであるが、中国人ほどお客を大切にするところはないのではないかと思う。私は沿海部にある大連、舟山、寧波の3都市の水産加工場を訪れたが、いずれの場所においてもこれ以上ないほどのおもてなしを受けた。まずは食事に驚き。客としては私一人だけであるのに、大きな円卓にこれでもか、と思うほど次から次へと料理が運ばれてくる。生まれて初めての大ごちそうに目を丸くしていると、昼間でまだ午後に会議があるにもかかわらず、ビールや老酒がどんどん注がれる。昔みたいにお酒を沢山飲めないので自粛しようとすると、相手は笑顔で「まあまあ、いいではありませんか。」と言って勧めてくる。相手の方も飲むので、私だけ付き合わないわけにはいかない。結局昼間2時くらいまでの間に顔は真っ赤で、腹は満腹。とても午後の会議どころではない。

とても食べきれる量ではないので、2/3以上残してしまう。「こんなに残してごめんなさい。」と言うと、中国では客人が全部食べきってしまうようなもてなしでは客人に対して失礼にあたるという感覚があることを聞いた。これは凄い新鮮な驚きだった。

昼間食べ過ぎ、飲み過ぎで、夜になっても一向にお腹はすかない。でも、相手の方はちゃんと場を用意して待ってくださっている。行かないわけにはいかない。そしてまた宴会のような夕食が始まる。からだがいくつあってももたない。ようやく終わったと思ったら、今度はマッサージに連れていってくれると言う。なんて気を使う方たちなのだろうと思う。
中国のプロのマッサージ師はさすがに凄いゴッドハンドを持っている。巧みにツボを捉え、トロトロ居心地の良い世界へと誘ってくれる。しかしさすがにお腹が苦しい!

マッサージを終えて、ホテルへ帰ろうとお代を払おうとしたとき、これまた相手の方が払ってくれた。結局お客である私には一銭も払わせないのであった。徹底している。とても真似はできないな、と思って帰国した。やはり中国経済を牽引している特に沿海地方の経営者たちのエコノミックパワーを見せ付けられた気がした。

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