重たい感じの春

今年の春を何と表現して良いか悩む自分がいる。毎年春は気分爽快で桜が咲くとやはり花見をしたいと思うのだが、今年は何故かそのような気分になれないでいる。3月も月末を迎え、東京は例年より2週間ほど遅く開花し、丁度今見頃を迎えている。気温が低い日が続いているため、開花した状態が長持ちしている。しかし陽気は春ではなく、今日も私は外套に手袋という冬装束で外出した。

一つには自分自身の健康に最近不安を感じていることもある。老親のことも悩みが大きい。父親が5年前に他界してからの母の心細い状態と弟のこともある。そして、私の周りにいた人で一緒に仕事をした仲間が昨年から今年にかけて数名他界したこともかなり応えている。私とほぼ同年齢の人や私より5歳ほど若い人が病気で亡くなった。ついこの間まで普通に話をし、酒も飲んでいた人が何故突然?という感じだ。本当に身の回りの人が相次いで5-6名亡くなられ、年賀状を出す前に喪中の葉書を受け取ることが増えた。反対に、結婚の挨拶や出産のお知らせなどは滅多に来なくなった。考えてみれば自分自身、そんな年齢になっているのである。何も不思議ではないのに、必要以上に落ち込んでしまう。

人生も半ばを過ぎ、超現実的な事象ばかりが目につくようになる。ブツブツ言っていても仕方がない。しっかりと自分が置かれている状況を受け止め、しかしながら前を向いて歩を進めていくしかない。幸いなことに私の気持ちを支えてくれている人がいる。その真心に応え、やれるだけのことをやろう、と思う。気持ちにゆとりが無いときは、なかなかこんな決意表明もできないでいるのだが、一日のうち10分間でも良いから、気持ちを落ち着かせ、せっかく訪れた春の香りを楽しみたいものだ。

我が家の小さな庭先にも春の花が咲いている。昨年の冬に植えたパンジーやビオラと、毎年春先に咲く水仙、ニラ花などである。じっと花々を見つめていると、一瞬重たい空気は華やいだものに感じられる。もうすぐ桜吹雪が舞い、庭は桜の花びらで一杯になるだろう。毎年同じ光景を見るのだが、今年はどんな気持ちで桜吹雪を見つめるのであろうか。
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