草原を渡る風

もうすぐ梅雨明け。きのう都心の高層ビルの間から見えた空は抜けたような青空だった。初夏の青空である。これからの暑い季節、小高い丘の草原を渡る涼しい風に会えたら素晴らしいね。爽やかで透明な風。私たちは暑さと都会の雑踏から解放されて自由になる。遥々この風を求めて私は車のハンドルを握り、やってきた。何も持たずにやってきた。その先どうなるか、何が待っているかも考えずに来た。ただこの清涼感あふれる風を求めて。

それは、ずっと昔のことだったかも知れない。記憶の中では新しい。夢の中のことだった気もする。しかし夢でも現実でも同じことだ。今この感動を共有しているのだから。からだの痛みも消えて私は草原を渡る涼しい風に感謝した。

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