リュウグウダカラガイ

写真の貝はリュウグウダカラガイと言うタカラガイ科の珍しい種類の貝である。南アフリカ沖合の深海に棲息し、ミズウオなどの深海魚の胃袋の中から稀に発見される。この標本は1992年にモザンビーク沖のトロールで漁獲された深海魚の胃袋から採取された。貝殻の収集家にとってはとても魅力的な貝であり、おそらくは現存する貝の中では最も高値がついている種類であろう。

この貝が最初に発見された時、ロンドンでのオークションにおいて、約800万円で落札されたと聞いたことがある。その後発見される個体数が増えるにつれて価格も落ちたが、それでも今もなお標本の数は極めて少ないと思われる。私は偶然にもこの標本を入手することができたのだが、その時は本当に嬉しく思った。気持ちが高ぶった。

これを入手してもう15年以上になるが、物置の中の貝殻箱から取り出して数年ぶりで観察してみた。太陽の光が届かない深海に棲息するのに、このような美しい紋様ができるのが不思議である。相変わらず神秘的な輝きを放っている。
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この記事へのコメント

「リュウグウダカラガイ」について
2015年11月03日 14:16
初めまして。リュウグウタカラガイと検索してこちらのブログを見つけました。私は現在7歳、4歳、0歳と子供が3人いて数年前からタカラガイの魅力に取りつかれ48歳になって本格的に蒐集を始めました。もともとダイビング200本経験していたこともあり以前より50個程度貝を所有しておりましたが15年ほど経った今子供が貝に興味を持ちタカラガイ中心に蒐集しております。5銘宝を集め進んできましたがリュウグウ、テラマチが見つからず苦戦しています。オウサマダカラ、サラサダカラはご縁があって2つづつ所有しています。今は子供が大変楽しみにしており蒐集に精を出し1点1点探していますが、いずれそこそこのコレクション数になった段階でとある私立の小学校に寄付をしようと考えています。入場料を払って無理やり見せるというやり方ではなくいつでも誰でも見れるという展示にしてもらいたいと思っています。もし可能でしたら長年大切に保存、所有されていらっしゃいますリュウグウダカラをお譲りいただくことはできませんでしょうか?
突然の不躾で無理なお願いで恐縮ですが、ご検討頂けましたら幸甚です。
ご挨拶が遅れましたが、奈良県に在住の藤岡と申します。何卒よろしくお願いいたします。ashibe33@mri-net.co.jp

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