どうしたものか

郡山の友人からきた手紙は深刻なものであった。震災当日の3月11日、郡山は激しい揺れで家の中の家具などが倒れ大変な状況であったらしいが、幸いにも死者は出なかった。しかし原発事故のために浜通り地方からすぐに1,000名の避難者を受け入れたそうである。震災から1カ月経った今、同市内の避難所で避難生活を送っている人は400名だが、今後原発事故による放射能汚染の拡大があれば避難者が増える可能性があると言う。

当初政府によって原発から半径20km圏内は避難対象地域、その外側10km圏内は屋内退避地域として同心円状に線を引かれたが、最近になって30km圏外であっても風向きや地形によって飯館村のように土壌から高濃度の放射能汚染が認められたとして、新たに避難対象とされてしまった地域がある。季節によって風向きは変るであろうから、今後どこが汚染されるか分からない。考えたくはないが、北から北東季節風が吹く時季には他の都市にも影響が出てくるのではないか。

友人は怒っている。首都圏へ電力を供給するためにできた原発の事故で福島県民の平和な暮らしが失われたと。福島原発で産生される電気は福島県では全く供給されていない。いわば土地を貸しただけであるのに、取り返しのつかないことになり、何故首都圏のために福島が犠牲にならなくてはならないのかと。県民の素直な感情だと思う。そして、いわき市や郡山市にも直接的な放射能の影響が及んだ場合、福島県全体が壊滅してしまうのではないかとの底知れぬ不安があると言う。私にはその気持ちがよく理解できる。

昨日、福島原発の事故はレベル5から一挙にレベル7へと最高リスクレベルまで引上げられてしまった。また数字が一人歩きして風評被害を加速させる危険がある。日本国内だけではなく、世界的な関心と警戒の対象とされ、益々混迷を深めている。「大騒ぎしないで欲しい!」と叫ぶ私の心はどうしたら良いのだろうか。

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