マイケロ

実に久しぶりに帰ってきたフィリピンであった。ついこの間のことのようだが私がここにいたのは1995年から98年まで。十数年の歳月が過ぎている。かつて私が勤めていたオフィスは移転し、マカティの中心部にあるのだが、そこを訪れてみて驚いた。私が勤務していた時に採用したフィリピン人スタッフがまだ十数名いた。他のアジア諸国とは違いアメリカ式思考を持ち、アメリカ型社会制度であるフィリピンでは自分のキャリア重視で一つの企業に長く勤務するというのは一般的ではない。その社会にありながら、沢山のスタッフが今も頑張っているのを知り、嬉しくなった。皆その時行っていた仕事を置いて、駆け寄ってきて再会を喜んでくれた。昔の記憶が蘇ってきて目頭に熱いものを感じた。当時は治安や事件の対応など随分と苦労したが、不思議と辛かった思い出というのは薄れているもので、第3の祖国に帰ってきたという実感があった。

さて、折角十数年ぶりで帰ってきたフィリピンであったが、今度の仕事はかつてないほど忙しく、この2週間ほど毎日深夜、若しくは朝方までのロードであった。土日も無い。ひたすら会議と書類作成を繰り返す。そのためブログの更新をしようという気力も起こらなかった。外食も今日を入れて3度だけ。後はホテルのルームサービスか、昼食は会議を行いながらサンドイッチをかじるといった有様で、仕事場とホテル、それに両替所以外全くと言って良いほど外の様子を見に行くことは無かった。時間の関係で飯抜きも何度か。この年齢になって行う仕事ではないように思えた。

かつて住んでいたマンションの同じ階にマイケロと呼ばれていた子供がいたことを急に思い出した。本名はマイケルである。彼も今では二十歳くらいになっているのだな、と思うと実に不思議な感覚である。

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