一歩

ここ近年、私の毎日の一歩、一歩は速いが重いと感じる。通勤途中に駅まで辿り着く時、駅の階段を上り下りする時、街の雑踏の中を行く時、その時々で一歩一歩、時を刻み、歳を重ねていくのだと意識する。決して後戻りはないのだ。だからどの一歩も貴重であるはずなのに、気が焦って踏み出している瞬間に気付くと惜しい。一歩一歩に心のゆとりを持つことができたら理想であるが、人間そううまくはいかないのだろう。
百歩歩いて一歩の輝きがあれば良い。いや、数万歩歩いて一歩の輝きでも人生は素晴らしいと思えるかも知れない。そう心の持ちようを変えなければ、日々無為に終わっているように思える一歩一歩が空しいものとなるではないか。前を向いてゆっくり歩きたい。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック