娘の結婚

2020年2月2日、とうとうこの日がきた。恐れていた娘の結婚だ。旦那になる人から正式に挨拶があったのはその10日前。娘は大学時代から交際を続けており、ボーイフレンドの存在は妻を介して聞いてはいたが、実際に彼に会ったのはこの時初めてであった。気持ちではそろそろかなと覚悟はしていたが、結婚が決まるとやはり寂しいものだ。小さな娘の両脇の下に手を伸ばし、湯舟であやしていたのはつい数年前のことのように思えてくる。一人娘なので本音を言えば婿養子にきてほしかったが、先方の家庭事情もあり叶わない。6年目を迎えた妻の病気も継続中なので、結婚式も挙げてあげることはできない。このような中で娘が家を出ていく喪失感は私の中でも大きいのだから、常に娘と二人三脚で生きてきた妻にとっては耐え難いものであっただろう。勿論気持ちの上では娘の幸せを願わない親はいないのだが。入籍をもって結婚し、姓名が変わった娘はどこか他人のようになってしまった気さえする。仕方ない。離れていく娘の後ろ姿を見てエールを送ろう。空っぽになった娘の部屋を見て飼い犬も悲しそうな顔をしているこの頃である。

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