魅惑のインドネシア

仕事でインドネシアへ来るのはもういい。次こそは是非自由な探検で訪れたい。インドネシアにはまだまだ計り知れない魅力がある。見たいものが沢山ある。その代表的なものは西ヌサテンガラ州コモド島にいる世界最大の爬虫類、コモドオオトカゲ。それに、西部スマトラ島やカリマンタンの山中などごく限られた所にしか発生しない世界最大の花、ラフレシア。ご存知の方も多いと思うが、これは葉も茎もない菌類だ。開花しても3日間程度しか咲いていないらしい。かつてブンクル州の山中で見るチャンスがあったのだが、チャンスを逃してしまった。絶滅の危機にあるというスマトラのトラもその一つだ。

数ヶ月前にテレビ映像で流れた北スラウェシ州マナード沖の海中で見つかった生きた化石シーラカンスの幼魚。世界で始めて幼魚が発見され、大騒ぎとなった。シーラカンスはマダガスカルからコモロ諸島にかけてのインド洋の深海で稀に漁獲されることで知られていた。数年前に1万km以上離れたインドネシアのマナードの魚市場でたまたま調査していた研究者が見慣れない魚を見つけ、それがシーラカンスだと判明した。私はその標本を見にいったことがあるが、明らかに形態がよく知られているシーラカンスとは違っていた。これは大変な発見だと思った。シーラカンスの亜種かも知れないが、コモロ沖だけではなくアジア圏の深海にも分布していることが証明されたのだから。地元の漁師の話によると、この魚は以前から時々底延縄などにかかり、市場でたまに並ぶことがあったとか。

驚くことはまだまだある。つい昨日のことであるが、パプア・ニューギニアと国境を接しているインドネシア・パプア州(インドネシアの東端)の山中で、3,000人の新たな樹上生活部族を国の調査チームが発見したというニュースが流れた。バナナの葉だけを身にまとっているらしいが、詳しい生活の実態などは分かっていないという。パプア州は熱帯低湿地のジャングルから5,000m級の山々がある高山地帯まで変化に富み、外国人の入域には一定の制限がある。数千とも言われる部族がそれぞれ独特の言語、文化をもって暮らしており、文明とはかけ離れた生活様式をもった部族も多く、部族間同士の闘争も多いと聞く。

国際的なリゾート地として知られるバリ島もインドネシアにある。私も数回行った。最初の数回はエビ養殖関係の出張だったが。観光開発が進み島の人々の暮らし向きも変化はあるが、それでも独自の文化や伝統は大切にされ、来る者を魅了する。バリにはバリの魅力が残っている。

しかし短い人生、後悔しないように上に書いたような探検旅行を次回は是非実現してみたいものである。

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