「もしもし」

“もしもし”私たち日本人は電話での第一声を何故かこのように話し出す。いったいいつの頃からこのような言葉が誕生したのであろうか。電話が無かった時代には存在しなかった言葉ではないだろうか。「もしもしカメよ、カメさんよ。世界のうちでおまえこそ・・・」という歌があるので、かなり古くから使われていた言葉であることは間違いないようだが。

実はこの“もしもし”が外国人に非常に受けが良い。日本に来た外国人が最初に覚えてしまう日本語?かも知れない。外国では欧米諸国、アフリカ諸国、東南アジアなど言語や地域が変わっても、電話の第一声は大抵“ハロー”か“アロー”だ。

仕事柄私はこれまで数えきれないほど多くの外国人に接してきた。日本へ初めて来た人も多い。彼らが数人のグループでいる時、面白いことに気がつくのである。お互い話しかける時(電話の時だけではなく)、「もしもし・・」を使いたがるのである。気がつくと、そこここで“もしもし”、“モシモシ”・・・が聞こえてくる。彼らは実に面白がって“もしもし”を連発する。よほど新鮮な響きに聞こえるのか、耳触りが良いのか、とにかく親しみを持って感じられるようだ。

海外出張先でも同じことが起こる。私と電話で話をするその国の人は“ハロー”を使わず、“もしもし”でくる。私が“もしもし”で返すと喜んでくれる。そしてその人と面会する時、やはり“もしもし”と言っておじぎをされることがある。少しおかしくなって失笑してしまう。

普段私たちが何気なく使っているこの言葉には、国際的に通用する魅力があるようだ。

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