巨大空港の中で

バンコクの国際空港はとてつもなく広い空港だ。滑走路の大きさではなく、建物施設内の広さである。飛行機で到着すると乗り継ぎの飛行機の搭乗口まで行くのに相当の時間を見なければならない。施設内にはずらりと土産物屋が並び、建物の端から端まで少なくとも2キロはあるだろう。その広い通路の方々がさらに枝分かれし縦横無尽に通路が延びている。初めて来る人は迷うだろう。
バンコクは東南アジアのハブ空港であり、東南アジア域内だけではなく、南アジア、中央アジア、アフリカ、大洋州、中近東、欧州、米国等々あらゆる地域からの航空機が24時間乗り入れている。空港内を行き交う人は実に様々な衣装、表情をしているので観察するのに飽きることはない。
レストランも沢山あり、アジア料理、欧州料理、ハンバーガー屋、和食店まである。和食屋は日本人を中心としてアジア人が多く入っており、サンドイッチやハンバーガーといったパンをメインにするレストランには欧米系の人が多い。これは至極当然なのであるが、面白いのは、和食の店にごく少数の欧米系の人がポツリといたり、パンばかりの店に日本人と思しき姿がポツリとあることだ。
こうした人は普通の人よりも食に関して好奇心が強いのかも、と思うと面白い。私などはパン食はダメな典型的日本人なので、朝ご飯は仕方なくパンをかじるが、昼と夜はどうしても米を食べたい。この空港のように有難いことに和食屋がある所では、そこにしか足が向かない。どんなに安くても間違ってもサンドイッチ屋には入らない。だから、こうした人を見つけると反対に好奇心を擽られ、しばらく観察していたくなるのである。

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