歯の悩み

私は若い頃から歯に悩まされてきた。元々子供の頃から虫歯になりやすい体質であったので、頻繁に歯医者に通っていたのだが、大学生の時に通った歯医者がいわゆる“やぶ”で、どんどん抜歯されてしまった。右上顎の奥歯を抜いた時には、歯の根に顎の骨がついたまま抜けてしまい、上顎の空洞と歯が抜けた痕の部分が貫通してしまい、その後数年間息を吸い込む際に“ヒュー”という通気音が鳴り、抜歯痕に入った米粒が鼻腔から出てくることがあった。その部分は化膿し2-3年間痛みを伴っていた。
大学を卒業する時点で28本の歯のうち6本を抜歯され、残った22本を大切に温存しながら今日まで生きてきたのだが、あれから30年近くが経過するうちに、神経を抜かれた歯は劣化が進み、殆どが金属製の義歯若しくはブリッジとなった。最近では古くから義歯となったものが折れたり、外れたりで歯医者で応急措置をしてもらうことが増えてきた。
海外出張が多いため、日本にいるわずかの間は歯医者やその他の診療科の医者通いとなる。5日後に日本を発つという段階になって、食事中に義歯が折れ、見た目に歯抜けの状態となった。何とも恰好が悪い。これだけでかなりの精神的苦痛である。海外では歯科だけは通えない。海外旅行傷害保険の適用除外であることもあるが、信頼の問題がある。現在通院している歯科医院は完全予約制であるため飛び込み診療は難しいが、月曜日の朝一番でかけつけ、医師に窮状を訴え応急処置をしてもらった。応急処置であるし、折れた義歯がついていた歯根は殆ど無いほど弱々しい土台であったので、少し手を加え、折れた義歯を接着はしたものの、そこで噛むのは怖い。代わって意識して左側の歯で噛むことにしたが、その途端、今度は左の下顎の奥歯(金属製の義歯)に大きな痛みがあることに気づき、今はものを噛めない状態となっている。もう少しで部分入れ歯となることは確実である。
出発当日の今日、フライトは夜中1時発であるので、再び歯科医院へ行き、痛む左下の奥歯を診てもらった。この歯の神経はとうの昔に抜かれておりいわゆる死んだ歯であるので、本来痛みを感じない筈である。この強い痛みは何と下顎の骨の炎症であると診断された。根本的な治療法がなく、応急処置としては鎮痛剤と抗炎症剤で経過を診るしかないようだ。
この状態で今夜日本を出発するのは甚だ心細い。

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